建築工房ゆほびわ

伝統的な木組みの技術を受け継ぎ、自然素材で
居心地のいい住まいをつくる八ヶ岳南麓の工務店

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上次さん談 

舩木上次さん:八ヶ岳を代表するリゾート施設「萌木の村」代表。清里開拓の父
ポール・ラッシュ博士の「最善を尽くし、そして一流であれ」の意思を受け継ぎ、
本物の感動を与える観光地清里の発展に尽力し、観光カリスマ百選にも選ばれた。

末さん(棟梁 末吉徹郎)に棟梁として建ててもらった建物が「萌木の村」にいくつかあって、
彼がいなかったら今の萌木の村はない。
一番感謝しているのは、20年30年経った今でもいまだに修理をする必要が全然ないこと。
ほんと凄いよ。清里にもいろいろな大雨や台風、小さな地震があっていろいろなところに
被害がでるけれども、末さんのつくったものは修理が必要ということがなくて本当に助かっている。

末さんとは、100年建築でいこう、といつも話していた。
100年もつようにつくったものだけが100年もつんだよね。
今そういう建物をつくる職人さんは北杜の中で彼らのグループしかない。出来た時は一見見た目は同じでも、
中身が違う。比較にならない。末さんの建物は、見えないところがとにかく凄い、すばらしい。
コストより質を重視するから、ある意味でそれは馬鹿なんだけど(笑)。
今はどんどん便利になっているから皆どんどん便利にしてコストカットをしようとしていて、
腕のいい職人たちも施主がそういうものを求めないと、見た目だけで中は関係なく対応せざるをえない。
でも彼はそれをやらずに本物をつくってきて、それがずっとぶれていない
一生懸命に仕事をして、これからも理想を追い続ける、それがゆほびわという集団じゃないでしょうか。
価格の面でも見た目でごまかして値段をとる人もいっぱいいるんだけど、彼らがつくる建物は
価値を考えたら値段の数倍だよ。だから一番安い建物だと思う。


園芸品種のような建物が今たくさんあるなかで、彼らの建物は、まるで山野草のよう。
彼らのつくるものは根がしっかりしていて毎年毎年楽しませてくれて、肥料を加えたり手入れをする
といったことをしなくてもずっと息づいていてくれる。
清里は寒冷地で雪のこともあり、この自然との共生のことを良く知らずに造って苦労している人を
多く見ているけど、彼らはこの土地のことを経験的に知り尽くしていて、
それらを全部クリアするノウハウも身につけている。


末さんと話をしていると、「いえいえ、自分はまだまだですよ、もっと凄い人がいる」と言うけれど、
末さんの言う凄い人というのは全員、過去の名工といわれる人たちのこと。
日本の昔の大工さんは金物を一切使わず上から落としこんで組んでいくという凄い技術を持っていた。
木を扱わせたら世界中で見ても天才の集団、そのDNAを引き継いでいるのが
末さんじゃないの?
機械が発達することによって技術というものは退化してきた。
現在、末さんよりも腕のいい人がいたら教えて欲しい。
末さんほどの技術をもってそれを保っている人は少なくとも山梨ではいないといっても過言ではないと思う。
萌木の村で以前末さんと一緒に仕事をした職人たちは皆末さんを越そうと頑張っていい工務店に育っている。

末さんは俺と付き合うことになったためにヨーロッパの建物を観に行ったりして、
和の技術にヨーロッパの感性を融合させて、今がその集大成になっていると思う。


普通はつくったときが最高で徐々に劣化するけど、末さんの建築は徐々に味が出て”骨董品”になる。
骨董品って安物では絶対ならない。パイプオルガンでもそうだけど、消耗品は消耗品。
今は消耗品が多いんじゃないのかな。

八ヶ岳に住む人には、住んでいてそれが地域の絵になるような、
文化になるようなものをつくってもらいたい。このHPを見た人はとってもラッキーだ、
そのことを知ることができるんだからね。末さんに仕事を頼む人はそんな思いに賛同する人だといい。

そういうものを願っているお客様にとって彼以上のパートナーはいないと思う。
ほんとに凄いよ、だけどそれがわかんない、多くの人がね。
俺が言えば少しは皆信用するんじゃないかと思って(笑)。

【末さんが棟梁としてつくった「萌木の村」の建物】

萌木窯オルゴール博物館ホール・オブ・ホールズホテル「ハット・ウォールデン」のバー&ラウンジ「パーチ」
末さんが棟梁として堀内正人さん(プランナー)のもとで建てた最初の建物が「萌木釜」。末さんが26歳位のに建てた建物だね。
オルゴール博物館ホール・オブ・ホールズ」は末さんが29歳の時に刻みを全部やって建てて、いまだに狂いがない。
末さんが36歳のときにバレエ教室も建てたね。
ホテル「ハット・ウォールデン」のバー&ラウンジ「パーチ」は近年改修をお願いした。凄いよね、ぜんぜん違うよ。もし疑問があるなら萌木の村の建物を見に来てもらってもいいし、話を聞きにきてくれてもいい。ポール・ラッシュ博士が"DO YOUR BEST,AND IT MUST BE FIRST CLASS"と言ったからそうしたものをつくりたかった。どれも末さんでなければできなかったものだよ。

LinkIcon職人談


末さん(棟梁)、上次さん、建治さん

▲写真上:末さん(棟梁
「ものをつくっていることは楽しいですからね。」

▲写真左:上次さん
「ゆほびわの人たちは利益のことが先にあるのでなく、いいものをつくるというのが楽しいという集団だから、それが結果として皆に喜ばれて生かされている、そんな生き方をしている集団じゃないかな。
末さんのぶれないやり方に憧れて、そうなりたいという若者が集まってきている。それだけの魅力があるんだよね。腕のいいやつのところには腕のいいやつが集まってくる。」

▲写真右:建治さん
「親(末さん)の影響というのは結局受けてしまうものですね。建て方(下写真↓)は特に面白いです!」
建築工房ゆほびわ 山梨県笛吹市の住まいを組み立▲山梨県笛吹市の住まいを組み立て作業中。
DSC_0211.jpg▲工房で刻んだ建材。金物を使わずに組めるように計算し、複雑な形になっている。
DSC_0133.JPG▲刻んだ建材をクレーンで吊り上げ、適切な場所に降ろして組んでいく。
DSC_0191.jpg▲この家の施主でもある、ゆぼびわの職人風間さん。4年がかりで探した土地についに建てる家、力が入る!
DSC_0199.JPG▲職人は棟梁を入れて6名。息もぴったり。
DSC_0182.JPG▲高い場所でも皆すたすた歩いて作業。
DSC_0127@.jpg▲「仲間の職人達が人柄がいいんで自分は恵まれています。(末さん談)」